■病院・診療所等の業務委託
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皆さまは、「医療関連サービスマーク制度」をご存知ですか?
平成4年7月1日付けにて公布された医療法の一部を改正する法律の中で、医療機関が一定の業務を外部に委託する場合には、厚生労働省令で定める基準に適合する事業者に委託しなければならないと規定されています。法律または厚生労働省令で基準が定められている業務は8つあります。
一般財団法人医療関連サービス振興会(以下「振興会」という)では、上記8つの業務について、事業者が委託基準に適合しているか否かを審査し、適合した事業者に対し認定を行っています。
そのうちの1つに、院内清掃業務(病院清掃業務)がありますが、その対象となるのは、診察室や手術室、処置室といった直接的に医療行為を行う場所のほか、給食施設や洗濯施設など医療行為を支える場、病室など患者の生活の場を含む幅広い施設の、日常的な清掃業務や消毒業務です。
振興会が認定する「医療関連サービスマーク」は、事業者が委託基準に適合しているかを判断するひとつの指標になっており、院内清掃業務では、1,400の事業者が「医療関連サービスマーク」の認定を受けています(2024年2月1日現在)。
※医療関連サービス振興会は、こちら
■当協会会員による病院清掃への取り組み事例
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昨年7月に振興会が発行されました「ハートマークだより(№26号)」において、当協会会員の東朋産業株式会社の病院清掃への取り組み事例が掲載されましたので、ご紹介いたします。
▲一般財団法人医療関連サービス振興会の「ハートマークだより(第26回/2023年7月発行)」より抜粋
■第33回シンポジウムでは「医療のSDGsと医療関連サービス」が講演されました
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2024年2月9日、サントリーホール(東京都港区)において、振興会主催の第33回シンポジウムが開催されました。
基調講演では、SDGsで掲げている17つの目標のうち「8.働きがいも経済成長も」に該当する例として、障がい者を積極的に雇用し、自社内での教育訓練を行うことにより、一人前の清掃員として育成し、現場で活躍されている事例が紹介されました。
また、パネルディスカッションでは、医療現場及び医療関連サービスにおけるSDGsの達成に向けた課題や展望について意見交換がなされました。
■医療関連サービスマーク認定事業者
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認定を受けた事業者は、病院清掃で培った知識と技術で、医療機関以外の施設でも清潔・安全を守ることができます。病院をはじめとする建物や施設の清潔・安全の確保のため、ぜひ当該の事業者の活用をご検討ください。
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