清掃消毒・除菌-株式会社東海ビルメンテナス

医療施設レベルの環境衛生を実現する清掃業務とは

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受けて、オフィスや商業ビルなどにおいても、 病院清掃レベルの消毒・除菌作業を求める声が高まりつつあります。全国ビルメンテナンス協会の会員企業の中には、 専門的な清掃消毒・除菌業務をサービス提供する事業者も多くあります。

インスペクター

PICK UP株式会社東海ビルメンテナス

各種施設の消毒・除菌業務を実施。
目指すのは「多能型サービス」

株式会社東海ビルメンテナス
取締役 事業本部長/佐藤幹夫 氏

感染症への対策としてどのような取り組みを行っていますか?

佐藤 新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて弊社では、病原体による汚染が想定された状況下での清掃消毒・除菌作業の実施に向けて、社内での体制づくりを進めてきました。具体的には、消毒作業の正しい手順や個人用防護服の着脱方法などについて、ペストコントロールの専門事業者や看護師といった専門家による社内研修を行いました。さらに、清掃消毒・除菌作業に関するマニュアルを作成した上で、それを社員がいつでも動画で学べるような環境を整えました。また、各現場に必要な資機材を準備したほか、全ての事業所に光触媒による除菌性能を持つ空気清浄機を設置しました。これらの取り組みは、社員自身の安全を守ることに加えて、万が一にも、われわれの業務が原因で感染を広げるようなことがあってはならないという強い決意の表れです。

佐藤幹夫 氏
株式会社東海ビルメンテナス
取締役 事業本部長/佐藤幹夫 氏
同社は神奈川県を中心に一般清掃、客室清掃、設備管理、警備等の総合的ビルメンテナンスサービスを展開する。

病院清掃も多く受託されていますが、特別な取り組みはありますか?

佐藤弊社では、50年以上にわたって培ったスキルとノウハウを生かして、誰もが快適に利用できる環境を提供してまいりました。その一環として、医療関連サービスマークを取得した上で、県内にある多くの医療関連施設の病院清掃を受託しています。今般のコロナ禍において、病院清掃の現場では一層念入りな感染症への対策が求められます。そこで弊社では、従事者への専門教育を実施して、「記録の保存」「廃棄物の処理」などの徹底を目指しています。また、設備管理や警備といった、清掃以外の業務の担当者部署とも情報共有を行うことで、より体系的な感染症対策を実現するべく取り組んでいます。看護師をはじめ、医療従事者の皆さまが業務に専念できるように、ビルメンテナンスの立場からサポートするような体制づくりを行っています。

社員向けに作成したマニュアル資料
社員向けに作成したマニュアル資料。インターネットで全社員が閲覧することができる。
各現場に備蓄する感染対策用の資機材
個人用防護具や保護マスクなど、各現場に備蓄する感染対策用の資機材。

清掃消毒・除菌業務をはじめ、今後どのような姿勢で事業を展開していかれるのですか?

佐藤 私たちの業界がより大きく発展するためには、社会環境の変化に応じたビジネスを展開しなければなりません。弊社が独自に実施した最新の顧客アンケートの結果では、施設管理者さまにとって、消毒・除菌に関するニーズがきわめて大きいことが分かっています。こうした顧客ニーズに応えるためにも、清掃消毒・除菌業務への対応は急務だと考えます。私たちは防疫を専門に行う事業者ではありませんが、施設を知り尽くしたビルメンテナンス事業者だからこそ提供できるサービスもあるはずです。また、こうした姿勢は何も感染症対策に限ったことではありません。通常の清掃の範疇に止まらない、多様なニーズに応えられる「多能型」のサービス、例えばSDGsやDX化に貢献するメンテナンスだとか……、そういったサービスこそが、新時代のビルメンテナンスに求められているのではないでしょうか。

企業情報

会社名株式会社東海ビルメンテナス
本社所在地〒250-0012 神奈川県小田原市本町1-13-6
電話0465-23-4114(代表)
主な業務一般ビル清掃管理/ショッピングセンター総合管理/ホテル清掃管理/環境衛生管理事業/設備管理事業/マンション管理事業/建物・保全事業/警備事業/その他サービス事業
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